失業添乗員の珍道中録

添乗員からOLへ、再デビュー日記。

失業添乗員の珍道中録改め、日本のOL生活で発見したあれこれを、気ままに綴ります。

クリスマスの恐怖

 クリスマスの12月25日、ロンドン経由でイタリアへ。

 

ロンドンでの乗り継ぎ5時間半もある!!!

長い、長すぎる!

 

でも、いつも手荷物検査場も激混みだし、移動に時間かかるし、

何しろショップが沢山あるからそこまで時間を持て余すことは

ないだろうと到着してみると・・・

 

ショップがほとんどクローズ。。。

 

今でこそ開いているお店の方が多いけれど、当時は9割以上クローズで

目が点になりました。

 

加えて働いている人の顔が暗いことこのうえない。

 

航空会社へ乗継の件で質問に行ったら、係員が思いっきり雑誌を読んでいて

「はぁ????何か用?」

と言わんばかりのやる気マイナス。

 

きっとあみだくじ(古い!)ではずれをひいて、いじけながら仕事を

していたに違いない!

 

搭乗時間までフリータイムをとって、集合まであと20分という時に

ゲート確認の為にテレビモニターを見たら

 

”Gate Close”の文字

 

なんで?なんで?

なんで搭乗時間にもなっていないのに搭乗口クローズなの???

 

慌てて一人でゲートに行くと

「飛ばすから早く来て!」と係員。

さすがイタリアのアリタリア航空のクルー達

クリスマスの夜、早く飛ばして早く帰りたいらしい。

 

どうして、クルーの都合に合わせなければいけないのか

怒りを感じつつ集合場所へ。

さすがにフリータイムが長すぎて全員椅子でお休み状態。

 

声掛けしてゲートへ行き慌てて搭乗。

予定より10分早く出発(あり得ない)

 

ローマの空港へ到着すると荷物が1個出てこない。

荷物の係員もいじけてお仕事してたんだろうか?

 

毎日荷物の所在を確認し、

今日届く今日届くと蕎麦屋の出前みたいな事を言われ続け

結局届いたのは

なんと

 

帰国してから2週間後!

 

 

そう、ツアー中には届かなかったという、唯一の体験に。

 

出てこなかったお客様はお母様と娘さん。

スーツケースに半々に荷物を入れておくよう事前にお願いをしており、

その通りにしていてくれたお蔭で、そこまで困らなかったそうです。

ご自宅に荷物が届いた時も、パッキングしたままのきれいな状態だったそう。

 

中身が荒らされるともよく聞くので、かなりラッキーだったと

思います。

 

クリスマスは要注意だと知らされた出来事でした。