失業添乗員の珍道中録

添乗員からOLへ、再デビュー日記。

失業添乗員の珍道中録改め、日本のOL生活で発見したあれこれを、気ままに綴ります。

一体いつ着くの?その2

前回の続き。

 

前日の欠航により空港近くで1泊となった翌日、

27名様→15名様と南イタリアへ。

 

残念ながらご一緒できない11名様も同じバスで

空港へ行き、その方々に見送られながら出発という

変な光景で乗継地のパリへ。

 

 

ミラノ1回だけの乗継だったのが、

パリ、ローマと2回になり

ロストバゲージのリスクが高まるので、

1泊分の着替えやお化粧道具、薬類を

手荷物にするように再度お願いをして出発。

 

 

パリに予定より15分早く到着。

 

 

乗り換えてローマへ向けて出発のはずが滑走路の混雑の為なかなか飛ばない。

 

出発がたった10分の遅れだったのに、逆風だったのか

 

30分遅れてローマ到着。

 

乗継時間たった25分しかないっ。

 

 

降機した所に航空会社のスタッフが待っててくれたので、

優先的に連れて行ってくれるのかと安心して近づいたら

 

「もう間に合わないので、ここ(ローマ)に泊まって下さい。

 夕食と明朝食も予約済みです」

 

お客様に言えないんですけど。

 

放心状態というのか、脱力というのか、一体どうなるのか?

というお客様の雰囲気がひしひしと伝わってきて・・

 

 

だからと言ってぼーっとしている訳にもいかず、

スーツケースを取りに。

が、セキュリティーの関係で出すことはできないと。

 

全員必要なものは手荷物にしてあるので空港へ置いたままバスへ。

 

 

日本と違い、我々の為にバスが用意されている訳ではなく、

ホテル⇔空港間のシャトルバスを30分弱待ってホテルへ。

 

2日分の日程が減ってしまった 泣

 

翌朝飛行機で最終目的地バーリへ出発。

 

到着はオリジナルの到着予定時刻から36時間後!!!

 

無事到着と言いたいところですが・・

2個スーツケースが届いていない。

 

なんでやねん。

(なぜか関西弁に)

 

本日の行程、2か所のうち1か所削る必要が。

 

世界遺産、洞窟都市マテーラ。

映画007やパッションの舞台になった古代へタイムスリップ

できる場所。

 

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またはきのこの家でおなじみのアルベロベッロ

 

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 満場一致で

 

やっぱり白壁の可愛さで大人気のアルベロベッロへ行く事に決定。

 

じゃあ、マテーラの分の返金は?

 

航空会社の遅延欠航、その他トラブルに関しては

旅行会社の免責事項となり、申し訳ないですが、返金ゼロです。

 

本来はアルベロベッロに泊まる予定だったのが、小一時間のフリータイムに

縮小。

 

直ちにカプリ島へ行くべく、ナポリの港へバスで向かいます。

(300km以上の距離)

 

途中も混むしナポリの街の渋滞も半端ないことで有名。

 到着が夕方なので嫌な予感が。

 

見事(?)的中。

 

予定の船に乗れず、最終に乗ることに・・

(これでフリータイムが更に減ってしまう)

 

まだまだ時間あると思っていたのに、本当に前に進まず、

心臓が飛び出すかと。

 

2連泊の予定のカプリ島

最終を逃すと泊まる事すらできなくなってしまう。

 

それは避けたい。

 

カプリ島行きの船が見える所まで来ているのに。

 

お客様から

「ここで降りて歩きますよ」

と言って頂いたものの、

私たちはスーツケースを降ろさなければ

ならず、安全上それは無理。

 

最後の手段

 

私だけ降りて車間を走って船頭さんに泣きつき作戦 笑

 

「バスはあそこにいるから・・・お願い・・・待ってーーーーーーーーーーー」

 

すると、ここはイタリア。

 

「わかった、わかった。ちゃんと待つから」と

船の出発を遅らせてまで待ってくれました。

 

融通が利く

イタリア大好き!!!!!!!!!!笑

 

ホテル到着21:00、その後夕食と遅くなったけれど、

 

カプリ島に宿泊できたこと、そして何よりも翌日

泣く子も黙る

 

vinrouge4.hatenablog.com

 

青の洞窟に待ち時間なしで入れた事で、何とかマイナスのツアーから

ゼロ(少しはプラス?)まで上がった、、、かな?

 

 

届かなかったスーツケースもその翌日(2日後)に

届きなんとか笑顔で帰る事ができました。

 

ネムーナーが多かったので、一生忘れない旅になったんじゃ

ないかな。