失業添乗員の珍道中録

添乗員からOLへ、再デビュー日記。

失業添乗員の珍道中録改め、日本のOL生活で発見したあれこれを、気ままに綴ります。

バスがいない。お金にうるさい。

ドイツでのこと。

 

ドイツ人ドライバーのクラウスとお仕事。

 

本来ならば円滑に進める為に、コミュニケーションをとって仲良くしておきたいところ。

 

ところが彼はドイツ語しか話せず、私はドイツ語理解不能

なので、地図で待ち合わせ場所確認、時間は書いて再確認。

初日はなんとかそれで終了。

 

翌日、前日と同様筆談をし観光へ。

観光後待ち合わせの駐車場に行ってもバスが停まっていません。
近くにいる英語のできるドライバーに尋ねても「そんなバス見ていない」と。

 

当時、我々はまだ携帯電話を持っておらず、公衆電話を利用していました。

クラウスは携帯を持っていたので、さきほどのドライバーにお願いをし、公衆電話まで来てもらって電話をしたのに不通。

困っていると、

「君たちのバスはあれに替わった。そして僕が君たちのドライバー」と近寄って来たのがレーヌ。

 

急に変更になったらしく、だったら事前に言ってよ~と思いながら、バス内にちゃんとお客様の手荷物があるのか、全員のスーツケースが積み込まれているか確認し出発。

 

・・・が、

書類、ガイドブック、サングラス、傘、帽子、薬、

そして、3日後にお客様に渡す予定の誕生日プレゼントが入った私のキャスターバッグがない!!!!!!

 

電話が繋がらなかったクラウスから出発後電話が入り、明日宿泊するホテルに届けておくとの返事にほっとするも、どうしてこんな状況に?

レーヌ曰く、クラウスは道も英語もわからず困って自分と替わって欲しいと連絡してきたそう。

 

レーヌもいきなりで大変だと同情したけれど、このレーヌ、時間とお金にうるさい!

時間にうるさいのはドイツ人ドライバーによくあること。

 少しでも遅くなると「日程表より5分遅い」とねちねち。

 

そして、仕事後に渡すチップの金額が安い!

携帯電話の番号を教えると着信でお金がかかるので教えられないと厳しい。

 

クラウスもレーヌもどっちもどっち・・と思いながら翌日、私のキャスターバッグが届いているはずのホテルに荷物が届いていない。

レーヌに確認してもらうと

クラウス「届けるの忘れてしまった」

 

えーーーーーーーーーーーーー

 

結局宅急便で翌々日のホテルに到着しました。

本当はその前日、お誕生日当日までに届けて欲しかったのですが。

(お誕生日の乾杯は翌日やって、喜んで頂けました)

 

ドライバーに振り回された最初のツアーでした。