○○が外れず大騒ぎ!
スペインのツアーでのこと。
あるお客様に起こった出来事です。
Aさん(女性)が4日目位に
指が痛いと部屋に電話をしてきました。
聞くと指輪が外れないとのこと。
私
「石鹸で洗ってみてはどうですか?」
Aさん
「もう洗いました」
私
「ハンドクリーム塗ってみてはどうですか?」
Aさん
「もう塗りました」
私
「糸で巻き付けるのはどうですか?」
Aさん
「実は3連リングなんです」
私
「………」
ネックはこのカル〇◦〇の3連リング!!!
数日前から
指がむくんで痛いと思っていたそうですが
今日になって
指が圧迫されて本格的に
痛くなってきたとのこと。
日本なら
消防署で対処してくれるみたいなので
現地のホテルに聞いてみましたが・・・
「聞いた事がない」
うーーーーーーむ。
私
「残念ですが、切るしか方法はないかと思います」
Aさん
「はい、是非そうして欲しいです」
私
「でも、、、カル〇◦〇の指輪・・・もったいない」
Aさん
「自分で買ったものなので全然いいです」
とはいえどこで切るか???
考えてみたら
翌日トレドでダマスキナード(象嵌細工)
の工房に行く予定が。
シリアのダマスカスから名前が取られたダマスキナード(象嵌細工)は
トレドの工芸品です。
黒は鉄、その上に金や銀の糸を嵌め込んで作られます。
ここなら絶対工具があるはず!
もう夜遅かったのでお店には確認できませんでしたが
期待を込めて。
翌日お店に行き事情を話すと
お安いご用だとばかりに道具を持ってきてくれました。
ペンチの巨大版?????
Aさんは大喜びでしたが
私は指まで切ってしまうんじゃないかと
気が気でなく
怖くて怖くて・・・・・・・
職人さんが
Aさんの指と指輪の間に刃の部分を入れた時
私は
「きゃー」と一人おののいていました。
思いっきりばちっと指輪が切れて
他のお客様共々思わず拍手!!!
(とても変な光景です)
Aさんもホッとした表情で
やっと解放されたと喜んでいらっしゃいました。
切断した指輪の修理が可能かもしれないので
念の為お持ち帰り頂きました。
その後どうなったのかな???
修理はできたのかな???
これを書いたら
余計に気になってきました 笑
旅行の際は
くれぐれも指輪にご注意ください!!!!
結婚指輪や思い出の指輪を切る事のないように。