怖い睡眠薬
時差ボケで眠れない・・
枕が変わると眠れない・・
興奮して眠れない・・
睡眠薬を持参する理由もさまざま。
クロアチアへ行った時のお話。
初日ホテル到着が遅くなり（24:30）
ですが、翌日の朝食の7:00～には22名様全員ご集合！
8:30出発予定も10分前にはお1人参加のSさん以外全員お揃いになりました。
8:30少し前にSさんのお部屋にお電話入れるもお出にならず。
向かってるだろうとお待ちしてもいらっしゃいません。
受話器が外れているのかとお部屋へ行きノックしても
お返事なし。
朝食時ご挨拶はしたので、時間間違えてお散歩？
刻々と時間は過ぎて…
フロントへお願いしてお部屋の鍵をもらい
さんざんノックをした後開けてみると・・・
ベットで座ったままの体勢で上半身だけ倒れていらっしゃいました
（ビックリ！！！！！）
「Sさん！！！！！！！！！！！！！！」
と駆け寄ると
「あっ、すみません。時間があったので座ってたんですけど、いつの間にか
寝てしまってました」
あ～～～～～良かった！
前日飛行機で一睡もできなかったので
就寝前に睡眠薬を飲まれたそう。
「みなさん、お待たせしましてすみません」
とお待ちのお客様に声を掛けて下さって
5分遅れで出発。
観光してランチ後バス内で気持ちの良いお昼寝タイム。
1時間強移動し、時差ボケの1番眠い時間から
又観光です。
起こすのが忍びないですが・・・
ここでは日本語を話すガイドがいない為
私がバスから先に降りてガイドと細かい打合せ。
全員降りた所で運転手に全員降りたか確認し徒歩で観光に出発。
フリータイムを含め2時間半バスとお別れです。
1時間の徒歩観光を終えようとした所で私の携帯電話が鳴りました。
ドライバーからです。
「お客様が1人バスに乗っている。お連れするからさっき降りた所まで
来るように」
「？？？？？？？？？」
人数を数えると・・・
1人足りない！どなた？
Sさん！！！！！
他のお客様も
「あーそういえば・・・」
まさに、これからフリータイムのタイミングだったので
解散前に状況をお話しし、お迎えに行きました。
私「大変申し訳ありません」
Sさん「こちらこそ、すみません。また眠ってしまってました」
私の「あと10分で到着です」のアナウンスは記憶にあるものの
その後眠りに入ってしまったようで。
それも窓際で縮こまる様に寝入ってしまっていた為
周りの人からも気づかれず、ドライバーもバックミラーで見えず
そのままバスは走り出してしまいました。
バスは駐車場で待機、ドライバーがバス内でリラックスしていたら
突然
「ぎゃ～～～～～～～～～っ」
という悲鳴を聞いた瞬間
「わ――――――――――――――」と
声を出しお互い顔を合わせたそうです。
その段階でドライバーが私に電話を掛けてきて。
他のお客様のフリータイム中にSさんと観光箇所を
一緒に巡りじっくり見て頂きました。
その日の夕食はSさんが主役となり
翌日からも集合の際
「Sさんいる？」
というのが合言葉になりました 笑
Sさんもノリの良い方で
「は～い！いま～す！」笑
こうして皆さんが和気藹々となっていくのが
ツアーの楽しいところです。
それにしても睡眠薬の威力！！！
そういえばかなり前ですが
WCに並んでいる時、私の目の前で突然ばたっと倒れてしまった方が
いらっしゃいました。
背中にリュックがあったので
頭を打たずに済みましたが、ご本人は
急に意識がなくなってしまったそうです。
普段全く睡眠薬を服用したことがないと。
ということでしたが。
無理に飲まなくても良いのかなぁと。
ツアー内容にもよりますが
バスでの移動時間がある訳ですから
そこで睡眠は確保できます。
ほぼ全員爆睡されています 笑
私も反省し、Sさんの事以来
バスを降りた所で人数確認をきっちりするようにしています。
