失業添乗員の珍道中録

添乗員からOLへ、再デビュー日記。

失業添乗員の珍道中録改め、日本のOL生活で発見したあれこれを、気ままに綴ります。

整備不良って何?その1

年に1度のお祭りへ行くツアー。

 

 

パリの空港での出来事です。

 

 

元々パリでの乗り継ぎ時間が

 

 

1時間10分とかなり短いのですが

 

 

エールフランス同志だし

 

 

なんとかなるだろうと。

 

 

(いや、なんとかしてもらわないと!)

 

 

ラッキーなことに予定より15分早く到着!

 

 

降機すると係員が待っていました。

 

 

「搭乗口は何番?」

 

 

と聞くとまさかの返事が。

 

 

 

 

 

「今日は飛びませんのでパリ泊です」

 

 

 

 

 

 

 

「言ってる意味がわかりません。飛ばない理由は?」

 

 

「整備不良です」

(航空会社はよくこう言いますが、未だ理解不能な言葉です)

 

 

「私、お客様に言えない・・・・・・・・

 

 

なんで?なんで?なんで~~~~~?飛ばして~~~~~~~~~!」

 

 

と言っている間にお客様が全員お揃いになりました。

 

 

「乗継時間が短いので慌てなくて良いのですが

 

 

迅速に降りていらしてください」

 

 

とお願いしていたのでせっかくその通り早くおいで頂いたのに・・

 

 

「非常に言いずらいのですが・・・・・

 

 

今日残念ながら現地まで行かれません。

 

 

整備不良の為フライトキャンセルとの事ですが

 

 

まずは他にフライトがないか探してもらいます。

 

 

この係員はパリに泊まるように言ってます。

 

 

まずはエールフランスのカウンターまで行きましょう 泣」

 

 

もう最悪の雰囲気です。。。。。。

 

 

カウンターに着いてお客様には椅子でお待ち頂き

 

 

エールフランス係員と長い格闘が始まりました。

 

 

もともと飛んでいるフライトが少ない都市だったので

 

 

次の便は満席。

 

 

近隣の都市へのフライトもない状態。

 

 

結局取れたのが明朝便。

 

 

出発地はパリはパリでも今いるロワシー(別名シャルルドゴール空港)

 

 

ではなくオルリー空港

 

 

東京で言えば成田に着いて羽田から出発するイメージです。

 

 

(オルリー、行った事あったかな?)

 

 

と考える余裕もなく

 

 

次はホテルの手配。

 

 

朝7時のフライトなので、オルリーのホテルになるんでしょうが

 

 

これまた時間を要し、

 

 

結局ここまでトータル2時間!!!

 

 

目的地に行かれず、お祭りも見られず

 

 

空港内の椅子でこれからどうなるかわからぬままの

 

 

2時間は結構キツイものがありました。

 

 

私は座らず係員に張り付いて、その都度

 

 

お客様の所に報告に行っていましたが、

 

 

皆さまの疲労度が増していくのがわかり、

 

 

ホントきつかったです。

 

 

とはいえ、決定事項がはっきりしたので

 

 

スーツケースを取りに移動します。

 

 

まさかこれから更なる時間が掛かるとも知らずに・・・

 

 

続きは次回。