パスポートの思い出。
前回入国審査のお話をしましたが
厳しい国もあれば
ゆる~~~~い国もありました。
それだけ日本人が信頼されているのでしょうが
そんなゆるゆるで大丈夫?
という経験も。
イタリアへ行った時のこと。
空港到着して、私が先頭で入国審査場の審査官の前へ行き
質問を受けます。
「何人グループ?何日滞在?どこの都市へ行く?」
等々チェックを受けた後
「全員パスポートの写真のページを開くように言ってここを通って」
と言われ顔パス状態になる事が多かったです。
お客様としてはパスポートにスタンプが欲しいですから
それは避けたく
「みんなスタンプ欲しいんだけど」
と言っても
「ノーノ―」
取り合ってもらえません。
審査官によっては
「しょうがないなぁ(面倒だなぁ←顔に出ている)」
と顔写真も見ずにポンポンとスタンプを押してくれた人もいましたが 笑
そうすると必ずお客様に聞かれます。
「おしゃべりしながら何も見ずにスタンプくれましたが大丈夫ですか?」
本当に日本人は信頼されているのです!
過去、こんなページにスタンプを押されたことも。
(イタリアではありません)
隣の係官とおしゃべりをしながら開いたページに押しただけ・・・
というのがわかります。
そんな中一番衝撃的だったのが
帰国時だったのですが、
「頼まないとスタンプくれないので
欲しい方は審査官に『スタンプ、ペルファボーレ(=スタンプ、プリーズ)』と
自己申告して下さい」
とお客様にお願いしておきました。
審査場を抜けお客様をお待ちしていると
ちょっと顔を赤らめながらハネムーナーのご主人が
向かっていらっしゃいました。
「自分で押しちゃいました」
との言葉と共に。
私「えっ?自分で??????どういうこと?」
言われた通り「スタンプ、ペルファボーレ」と審査官に言ったところ
「ここへ来い」
と審査場のボックスに呼ばれました。
怖かったのですが入ってみると
「自分で押せ!!!!!」
とスタンプを出され、ご自分でパスポートに
押したそうです 笑
誇らしげに見せてくれて、周りのお客様と大爆笑。
良い思い出になっていることでしょう。