失業添乗員の珍道中録

添乗員からOLへ、再デビュー日記。

失業添乗員の珍道中録改め、日本のOL生活で発見したあれこれを、気ままに綴ります。

入国拒否!?

ヨーロッパ渡航が主だった中、アメリカの仕事が入りました。

 

やったー!

 

プライベートではエネルギー補充の為に何度も行ってましたが

仕事ではお初。

 

わくわく!

 

と思っていたのに、ヨーロッパとは仕事のやり方が違いビックリの連続でした。

 

現地空港到着後いきなりの洗礼が。

 

当時(15年以上前)日本人のパスポートの信用度は抜群に高く、

ヨーロッパ入国時、ほぼ顔パスで通過できたものです。

 

が・・・今回の入国審査場での手続き。

添乗員が先頭、お客様がその後に続くはずが・・・

 

審査官 「(英語なまりの)くぉんにーーーーーーーちゎ。」

私 「Hello!」

 

せっかく日本語を使ったのに、私の返答が気に入らなかったのか態度急変。

審 「添乗員か?仕事で入国だな?」

私 「はい。」

 

審  パスポートを見ながら「なぜ仕事で入国するのに、就労ビザを取得していないんだ?」

私 「3か月以上働くわけではないので、不要なはず。

   ビザ申請してもおりないでしょ?」

 

審 「仕事をするならビザは必要だ。君の出入国カード(ビザなし用)ではダメだ」

私 「ダメって・・・どうするの???」

 

審 「この出入国カード(ビザあり用)に記入し直せ」

↑文字で見るとなんてことない短い会話ですが、パスポートをペラペラめくって

見直したり、結構時間かかり・・

私の後ろに並んでいた22名のお客様はすでに審査場を通過して、不安そうに

私を待っています。

 

記入し直せって?

書式が同じ書類なので、ただ写せば良いだけなはずなのに、

更に機嫌が悪くなったらどうしよう?まさかの入国拒否?と急に焦り、お客様の様子も

不安から心配顔になってきてます。

 

素早く写して提出、平静を装いじーーーーっと審査官をみつめていると

審 「次回入国時に就労ビザをとってくるように」

 

とやっと入国スタンプを押してくれました!

 

全員ほーーーーーーーっと笑顔。

 

あっ、でもゆっくりはしていられない。

乗継便なので、荷物を一度ターンテーブルから取り出して、

それを又別のターンテーブルに持って行かなくては!

 

ヨーロッパなら出発地で預けたスーツケースは、到着地まで

触れることはできない中、ロストバゲージのリスクが減るという意味で

アメリカのシステムはとてもありがたい!

 

(とはいえ、直行便でも荷物が届かなかった事はあります。

これは又別の機会に)

 

こんな感じで始まったアメリカ旅。

 

ちなみに、これ以降何度もアメリカへ行っていますが、ビザを取得しろ

と言われた事は1度たりともありません。

 

一体なんだったのか?????

 

アメリカ入国に関し、私の添乗員人生の中でびっくり3に入る出来事が

実は数年後にありました。

 

これもそのうち。

 

恐るべしアメリカ。