失業添乗員の珍道中録

添乗員からOLへ、再デビュー日記。

失業添乗員の珍道中録改め、日本のOL生活で発見したあれこれを、気ままに綴ります。

エレベーターにご用心。

よくフロントの人に聞かれます。

「どうして日本人はエレベーターの警報機を押すのか?」

 

 

あ~~~~~来た!

また、その質問。

 

 

「閉(close)ボタンと間違えて押しちゃうのよね

と言ってもたぶんわかってもらえないので

「押し間違えちゃったのね、きっと。ごめんなさい」

と謝っておきます。

何度謝ったことか 笑

(今思えばちゃんと説明しておけば良かった!)

 

 

海外のエレベーター(特にヨーロッパ)には

閉(close)ボタンがないところが多いです。

外国人は使う必要がないから。

扉が閉まらない場合、日本人(もちろん私も!)は早く閉めたいので

閉(close)ボタンを押しますが、外国人は閉まるまでじっと待っています。

 

 

そんな日本人が海外へ行って閉(close)ボタンがないのに勝手に手が

開(close)の隣のボタンを押してしまい実はそれが警報機だった・・というわけです。

 

 

まぁ、間違えて押してしまってごめんなさい、だけで済めば良いのですが、

何度も何度も間違えて鳴らしてしまうと狼少年ではないけれど

いざと言う時助けてくれなくなる恐れがあります。

 

 

そうそう警報機を使う事はないだろう、と思いたいですが

実はエレベーターの故障が多いのです。

 

 

以前、スペインのツアーでお客様がエレベーターに閉じ込められたことがありました。

夕食後ホテル近くのスーパーへ買い物に出掛け、その帰りに

開かなくなったと。

同乗していたのは9名の韓国人。

フロントとは連絡が取れたものの誰も英語がわからず・・・

なんと1時間閉じ込められたそうです。

季節は夏で1人は体調不良になったとか。

 

 

レスキューによって助け出され、フロントに部屋番号と名前を聞かれ

申し出たのに、宿泊名簿にない!とあまり相手にしてもらえなかったそうです。

一応水はもらえて、その事を私に電話をくれたそうですが、

お客様の部屋の電話が使えず、翌朝聞かされました。

 

 

お客様は止まってしまったことよりも、

翌朝何事もなく(修理の形跡なし)普通に動いていたことに

ビックリされていました。

 

 

又、ある時はイタリアで、やはり閉じ込められて、

警報機を鳴らしたけれど音沙汰なく

「どうしたら良いですか?」

と携帯電話で連絡が来たことも。

(便利な時代です!)

 

私がフロントへ行って助けを求めて開けてもらいましたが。

(完全に狼少年状態・・・)

 

 

こういう事例もあるので、海外でエレベーターに乗った時は、

必ず

closeボタンか確認しましょう!