失業添乗員の珍道中録

添乗員からOLへ、再デビュー日記。

失業添乗員の珍道中録改め、日本のOL生活で発見したあれこれを、気ままに綴ります。

モテモテ。

今回のおフランスの旅は

 

私史上最大人数

 

43名様!!!

 

私は仕事ですから

 

何名様でも同情される程

大変とは思わないのですが

 

何をするにも

 

お客様には大変大変申し訳ないけれど

時間がかかるのは事実。

 

観光地で集合した時

 

バス内で人数を数える時

 

数少ないWCを利用する時

 

バスの乗り降り

 

テルチェックインをして

お部屋に行く為に

エレベーターを利用する時

 

加えて

 

バスが窮屈に感じたり

 

レストンランのスペースが

狭く感じたり

 

レストランでの飲み物や

食事のサーブに時間差が出たり等々。

 

申し訳ないことこの上ないのですが

 

お客様は協力的で遅れることはありません。

 

 

 

今回この大ツアーに来たのが

 

何回か一緒に仕事をしている

フランス人の運転手ヤン。

 

彼は日本人観光客の気持ちを理解してくれていて

 

非常に紳士的で協力的。

 

そして

 

私より(笑)日本人ぽく几帳面な性格。

 

 

2日目

北フランスのオンフルールという港町へ

行った時のお話。

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集合場所を決めて時間までフリータイム。

 

集合してから徒歩5分のレストランへ行きランチの予定。

 

ところが

 

天候不順で

 

なんだか雲行きが怪しい。

 

集合時間前にポツポツ雨が。

 

ほぼ全員揃ったという頃

 

ゲリラ豪雨、土砂降りに。

 

12月も近い頃、寒いし泣きそうに。

 

そんな時

 

 

颯爽(笑)とバスで現れたのがヤン。

 

後光がさしていた 笑

 

さすが!!!!!

 

これがヤン!!!

 

 

「たとえ徒歩5分でもバスで行こう!」

 

と迎えに来てくれて

 

「か~~~~~~~っこいいーーーーーーーーーーー」と

 

皆さま歓喜

 

ファン急増 笑

 

まぁ、イケメンなので当然かも。

 

 

気軽に記念撮影に応じてくれて。

(まぁ、普通みんな応じてくれますが)

 

記念撮影する回数は運転手さんの人気度

(親切度?)と見事に比例しますね。

 

人気者となった最終日

 

全行程を終えて宿泊ホテルへ。

 

ヤンとはここでお別れ。

 

ホテル前の道はとても狭く

長い間停まっていられないので

 

お別れもそこそこ迅速に降りて

 

スーツケースをヤンから受け取って

 

フロントへ集合するようご案内。 

(写真はここでは一緒に撮れない旨ご案内済み)

 

その間私はフロントでチェックイン。

 

人数が多い&連泊する事で手続きに結構

時間がかかってしまった。

 

お客様をお待たせしちゃったな・・・

 

と思って急いで行ったけれど

ほとんどまだいらっしゃっていない。

 

 

 

どうしたんだろう???

 

 

・・・と思ったところで

 

 

全員集合しご案内後お部屋へ。

 

 

翌日ヤンから

 

 

 

「信じられない・・・」

 

 

と電話が。

 

 

「皆さん、とても親切で優しい方々だった」

 

 

聞くと

 

通常、ホテルへ到着したらお礼を言って

 

そこでさよならなのに

 

 昨日は

 

バス降りてもみんなスーツケースを持ったまま

 

そこから離れず

 

並んでヤンを見送ってくれたとか。

 

 

「そりゃ、数人でやってくれた時もあったけど

あんなに大人数で送ってくれたのは初めて」

 

とやけに興奮 笑

 

道理で皆さんいらっしゃらなかった訳だ 笑

 

ヤンはコロナ禍の前に

この仕事を離れてしまったけれど

 

元気かな?