注射代は○○に打って40円也。
今やテロやコロナによって遠い国となってしまったエジプト。
大好きな国なので(仕事はとーーーーーーーーーってもキツイが)近年訪れていないのが本当に残念。
そんなエジプトへ初めて行った時のおはなし。
冬である12月~2月がベストシーズンと言われている中
行ったのが7月!!!
都市にもよりますが
最低気温 21度
最高気温 41度
と1日の寒暖差、日中の暑さ、日差しの強さ、乾燥等
まるで修行のような夏のエジプトツアー。
(とはいえ、暑い所好きな人はたまらないはず)
よく食事(お水)でお腹をこわすと言われているけれど、
それより体温調節がうまくいかない事が原因かと思われます。
外は40度以上、ホテルやバス内は18度。
それに加え時差ボケ、寝不足、普段とは違うものを食べれば
お腹もびっくり!という訳で体調不良になっても当然。
ありがたいことに、日本からの直行便、エジプト航空があるのは嬉しい!
ただ到着が22:00や23:00と遅く、日付が変わる前のホテル着というのはほぼない。
それで翌日からぎっしり観光が控えていて、
且つ夜にはショーが。
ホテルに戻ると21:30。
翌朝の飛行機の出発時間によって遅くなることもあるけれど、
モーニングコール
2:00 am !!!!!
3時過ぎにホテルを出て(眠気眼どころではない!)
空港へ。
ところが空港は観光客で混雑しているので、
「自分だけじゃないんだ」とホッとしたり。
この日だけで飛行機に3回乗って私はバテバテに。
翌朝も7時前にホテルを出発し、又飛行機に乗って移動。
どうして毎日毎日早起き?
要は昼間暑いので早めにホテルを出て、午前中、夕方が
観光時間になるわけです。
午後の一番暑い時間はホテルで休憩タイムとなるのは
エジプトツアーのよいところ。
(もちろんツアーの周り方によります)
この日の気温は46度。
お客様は全員お元気なのに、バテバテの私は倒れる様に部屋に入り、
夕方熱っぽくなり、夕食前の観光は立っていられなくなるほどまでになっていて
こっそり3000年以上前の神殿に寄っかかったり、
お客様の見えない所で座ってみたり。
(今考えるとすごいこと!)
夕飯はもちろん食べられず、とにかく寒い。
業務終了後ホテルにドクターを呼んでもらって、部屋の冷房きって
布団にくるまっていました。
10分位でドクター登場。
部屋に入ってくるなり
「なんて暑い部屋にいるんだ!!部屋を涼しくしなきゃダメだ」
と冷房全開に。
熱を計ると38度あったので、とにかく冷やせ冷やせと。
こういうことは多いらしく、ドクターも慣れたもの。
「お~~~~~~添乗員か。それはそれは可哀そうに」
とハグされたのは面倒くさかったけれど 笑
とにかく明日までに何とか治して!!!と強引なお願いをしてみる。
で、出てきたのが
噂に聞いていた
・・・・・注射・・・・・
一気に改善するらしい謎の?注射。
それを臀部に打ってもらって終了。
その後新しい注射器を出してきて
ドクター「明日もう一回これを打ちなさい」
私 「えーーーーーーーー?私、打てません」
ド 「薬局で打ってもらえるから」
エジプトってドクターや看護師じゃなくても、注射打てるんだ!
翌日、随分体調も良くなり(6割程快復)午前中の観光を終え、
ランチ後のホテル休憩時間中にホテルから徒歩3分の薬局へ。
ドラッグストアーではなく、昔ながらの薬局。
中から出てきた40代くらいの女性に
「この注射を打ってもらいたいのですが」と言うと
一瞬驚きの表情で
「ちょっと待ってて」と確認しに中へ。
「どうぞお入り下さい」
”エジプトはちゃんと注射をする場所が設置されてるんだ、すごい!”
と入っていくとそこは
台所
「そこの壁に立って下さい」
と言って立ったまま臀部に注射(すごい図 笑)
絶対この人は生まれて初めて注射打ったんだと思う。
後ろで別の女性とあーでもない、こーでもないと
もめていたような・・・
(アラブ語なのでわかりませんが)
「お会計は?」
というとまた驚きの(えっ!?お金もらって良いの?という)表情。
考えた末?
「$2」
えーーーーー?たった2ドル?
アメリカ$なら日本円換算240円か、安っ。
っと思っていたらエジプト$。
換算すると40円。
海外旅行保険入っているからいくらでも良かったのに。
(保険会社さん、すみません)
色々疑ってしまって申し訳なかったけれど、
この注射に依って見事復活しました!!!
その後のエジプトツアーで同様の症状になった方の
お手伝いは身をもって体験したおかげで自信をもって
できました。
ただ、注射は1本のみだったのが気になります 笑
因みにドクター読んだ分の請求は2000円位でした。