失業添乗員の珍道中録

添乗員からOLへ、再デビュー日記。

失業添乗員の珍道中録改め、日本のOL生活で発見したあれこれを、気ままに綴ります。

パジャマで集合。

1月のロンドン。

 

気温0~3℃

天気くもり。

 

なんとも冬のヨーロッパらしい天候。

 

この日宿泊するのは

 

市内の大型ホテル。

 

仕事も早く終わったので

 

22:00前にベッドへ。

 

寝ようかと思っていたら

 

 

火災報知器の音!!!!!!!

 

 

今までにもこういう体験は

 

何回かあったけど。

 

でもそれはその階だけで

 

全館ではないことが多かったり

 

だいたい1分以内に鳴りやんでいたので

 

今回もそれを期待。

 

 

なのになのに

 

 

全く鳴りやまない。

 

 

フロントへ電話をしても繋がらず。

 

アナウンスもなし。

 

幸い16名のお客様全員同じ4階だったので

 

全部屋ノックして非難するようご案内。

 

パジャマにロングダウン羽織って

 

下はブーツに履き替えて。

 

外階段でひたすら降りる降りる。

 

その間も報知器の音が

 

響いている。

 

世界各国の宿泊者達が

 

中庭に集合。

 

消防車や消防士の姿も。

 

でも

 

火は見えない。

 

フロントに聞きにいっても

 

緊迫感がなく、中には笑顔も。

 

「今、調べている」

「わからない」

 

を繰り返すばかり。

 

中庭には数百人の観光客。

 

私たちも16名様まとまって

 

パジャマで立ち話。

 

15分位?寒い所で待たされたところで動きが。

 

まわりにいた人達が部屋へ流れ始めた。

 

 

何の報告、誘導もないまま

 

異常がみられないと判断したからか。

 

フロントに確認すると

 

「わからない。たぶん誰かがバスルームの扉を開けたまま

熱いお風呂に入ってその蒸気が…」

 

との事!!!

 

私いつもそうしてますけど。

 

火も煙も出ておらず

 

全く緊迫感がなかったので

 

お客様の不安感をあおることはなかったけれど

 

ホテル側よりなんの情報もなかったのは疑問。

 

お客様のお持ちのガイドブックによると

 

数年前にもボヤ騒ぎがあったそう。

 

スタッフはこの騒動に慣れている感じ(?)

 

せめて情報を与えて欲しかったが。

 

何もなかったので良かったけれど

 

翌日現地ガイドに聞くと

 

「ロンドンではよくあるんですよ」

 

 

そんなあ。

 

 

旅名人ブックス82 ロンドンのホテル

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